革を切ってみる(失敗したら怖いから、安い端切れで)
本格的な作品(?)を1つ仕上げたので、ちょっと自信がつきました。
次は、自分で革のパーツを切り出して、何か作ってみようと思います。
でも、革って高いんですよね。レザークラフトで定番の牛のヌメ革をネットショップで見てみると、結構なお値段しています。いきなり買おうと思ってもどのくらいの大きさでどんな物が作れるのか良く分からないし、そもそもどんな厚さの革ならどんな物が作れるのかサッパリ分からない。
そこで、まずは革を切って何かを作る練習用として、amazonで安い革の端切れの詰め合わせを買ってみました。届いたのは、こんな感じ。
(たぶん)クロム鞣しの柔らかい革が4枚。黒っぽい奴は、実際には焦げ茶です。
柔らかくて手触りが良いので、レザークラフト初心者定番のブックカバーを作ってみることにしました。
ネットを検索するとブックカバーの作例は山ほど出てきます、型紙を公開しているサイトもあちこち見つかりましたが、これくらいなら単純な構造なので、現物合わせでサクサクと寸法を決め、CADソフトでチョイチョイっと型紙を作ってみました。
素人の設計なので参考になるかどうかは分かりませんが、型紙のPDFデータはこちら
初めて革包丁を握ってドキドキしながら革を切り、菱目打ちでガシガシと穴開け。
機能的には、裏表紙を差し込む折り返しと、表紙を押さえるベルトの部分だけ縫えばいいのですが、それだと一部だけ縫い目が見えて格好良くない(ここ重要)ので、周囲をグルリと飾り縫いして、完成です。
表紙の厚さの分が計算に入っていなかったので、本の出し入れがちょっときついですが、読んでいる途中でずれることが無く、結果としては上出来でした。
元の端切れがいびつな形をしていたので、ブックカバーを切り出した時に少し多めに切れ端が出てしまいました。何か有効利用できる物はないかと探したところ、簡単に作れるポケットティッシュカバーを見つけたので、そちらも作ってみました。
作り方は簡単。革を長方形に切って、折り目が中央に来るように折り返して端を縫うだけ。これは完全に猿真似したので、サイズを載せるのは控えます。
完成したブックカバーとポケットティッシュカバーは、速攻で妻に接収されました。(笑)